Lizzie Borden Took an Ax MONSTERモンスター 2014
監督: ニック・ゴメス
出演: クリスティーナ・リッチ, クレア・デュヴァル, グレッグ・ヘンリー, スティーヴン・マクハティ, ショーン・ドイル
映画はテレビで放送された。この話はアメリカでは有名な殺人事件の話。1892年にマサチューセッツ州フォールリバーの家で起きた。殺されたのは、アンドリュー・ジャクソン・ボーデンとアビー・ボーデン。娘のリジー・ボーデンが殺人罪で起訴されたが、結局無罪となった。アビー・ボーデンは、義理の母だった。
モンスターという邦題がいいかどうかは別にしてリジー・ボーデンが日本では有名でないから仕方がないのだが。映画はかなりリジー・ボーデンが犯人という仮定ので描かれているが、それでも犯行の現場まで描かれていないので、最終的な結論はぼやかされている。
映画の中でも子供たちが歌っているのだが、
Lizzie Borden took an axe（リジー・ボーデンは斧を取り）
And gave her mother forty whacks.（母さんを40回打った）
And when she saw what she had done （自分がした結果に気づき）
She gave her father forty-one.（今度は父さんを41回打った）
は、どこかの記者がでっち上げたものらしい。
この映画は、宣伝文句ほど残虐なシーンはないこと。そしてはっきりした結論が出ていない。そう意味では宣伝に騙されて見る人は多いのだが。僕もそのうちの一人だったが、なるほどマサチューセッツ州のリジー・ボーデンの話かと興味深く見れたのは良かった。
主演のクリスティーナ・リッチは、コケティッシュな顔立ちで記憶に残る。アダムス・ファミリーのウェンズデーの役や、キャスパーに出ている。そしてスリーピーホローである。どちらかといえば恐怖映画によく出ている。1980年生まれだからもう34歳だが、そんなに歳をとっているとは思えない。
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