Jiro Dreams of Sushi 二郎は鮨の夢を見る 2011
監督: デヴィッド・ゲルブ
出演: 小野二郎, 小野禎一, 小野隆士, 山本益博
すきやばし次郎は，ミシュランで三ツ星を獲得したが，それ以前よりもずっと伝説のお寿司屋だ。
アメリカ人がどうして鮨が好きなんだろう，カリフォルニアロールはないけどと思うんだけど，デヴィッド・ゲルブが日本の鮨と職人をテーマに製作したドキュメンタリーだ。
お寿司の映像が綺麗である。握った後お皿に出された鮨がふわっと少し下がるのがなんとも言えない。おいしそうなお寿司である。
そうかここはお刺身は出さないんだ。そして一人3万円からだ。なんと高い寿司屋だと思う。ただネタがすごいんだろう。築地で一番いいネタを仕入れているんだろうなと思ってしまう。
二郎にしても息子さんや授業員が、海苔を七輪で炙っているのが印象的だ。他に築地で職人と言われる人がたくさん出てくる。二郎さんの鮨は，多くの職人に支えられているという感じだ。
そして今でも二郎さんはもっと美味しい寿司を作りたいと考えている。そして鮨の夢を見るのだ。
ドキュメンタリーとしてはアメリカ人の監督が作ったとは思えないほど日本的である。伝統的な職人を上手く描いている。
最近では阿部首相とオバマ大統領の会食に使われていた。
僕はミシュランで三ツ星になるずっと以前に行ったのだが，その時は２万円だった。それでも握りの鮨が淡々と早いスピードで出てきて最後にお腹がいっぱいになる。でも感激がなかった。だからあれ以来行きたいとは思わないのだが。確かその時は小野二郎に握ってもらったわけではない。誰だっけ，かなり歳の人だった。二郎さんの弟さん？水谷の親方だったか？
そういえば銀座の水谷も三ツ星になる前に行ったことがあるが，小野二郎で弟子だったのは知らなかったというか，忘れてた。
今は３万円であるが，このドキュメンタリーを見るとまた行ってみたいと思ってしまう。
コメント