Divergent ダイバージェント 2014

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Divergent ダイバージェント 2014

監督: ニール・バーガー
原作: ヴェロニカ・ロス
出演: シャイリーン・ウッドリー, テオ・ジェームズ アシュレイ・ジャッド, レイ・スティーブンソン, マギー・Q

異端と訳されているダイバージェントである。別の方向に向かっているという意味合いである。
ハンガー・ゲームに続くベストセラーということだが、設定がよく似ている。
ハンガーゲームでは支配者と支配される人々が別々の区域にすんでいたが、ダイバージェントでは、人々の性質を分析して5つの区域に分けている。無欲のアブネゲーション、平和のアミティ、高潔のキャンダー、博学のエリュアダイトの勇敢のドーントレスという5つの共同体に振り分けられていた。
ハンガー・ゲームでは、16歳の少女カットニス・エヴァディーンが主人公であるように、少女ベアトリス・"トリス"・プライアーが主人公である。

僕はこの映画を期待してみた訳ではないが、意外と面白い。どちらかといえば、映画的にはハンガー・ゲームよりも面白い。それなりに設定は子供ぽいのだが、友情、裏切り、恋などがうまく絡んでいて典型的な"SF少女小説"である。
舞台は最終戦争から150年後の近未来のシカゴである。
最終的な展開もハンガー・ゲームに似ているのだが、あーあと思わせる伏線がちゃんとあってそこがまた楽しめる。

ハンガー・ゲームにしてもダイバージェントもSF小説であるが、読者の中心を若い女性に絞っていることで成功したのではないだろうか。SF少女小説とは僕が言っているだけだがこれからの大きなジャンルになるかもしれない。

ファミリー・ツリーに出ていたシャイリーン・ウッドリーが主演でベアトリス・"トリス"・プライアーを演じている。イメージ的にはジェニファー・ローレンスに似ている。演技も実力派で安もののSF映画になっていないのは彼女がいいからだろう。

アンダーワールド 覚醒や、恋のロンドン狂騒曲に出ていたテオ・ジェームズがトビアス・"フォー"・イートンを演じている。格好良く、クールで多くの女性ファンを作るだろう。

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