Winter's Tale ニューヨーク 冬物語 2014

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Winter's Tale ニューヨーク 冬物語 2014

監督: アキバ・ゴールズマン
原作: マーク・ヘルプリン
出演: コリン・ファレル, ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ, ジェニファー・コネリー, ラッセル・クロウ

最初は、話の内容がつかみにくいスタートである。

舞台は1900年代。アメリカン移民が大量に入って来た時代。ピーターの父は肺病があり、移民を認められなかった。そのため子供だけを小さな船に乗せてアメリカに移民できるようにした。その船には、city of Justiceのタグが入っていた。

成長したピーターはマフィアのボスらしきバーリーに襲われ、それを白馬が助けてくれた。次第にピーターを狙っているのは、悪魔で、ルシファーもつるんでいるのがわかる。なぜか、ピーターと悪魔のバーリーは一緒に仕事をしてたようだが。

おそらく原作を読んでいないから内容が少しわからないのだが、ピーターが神の使いであることはバーリーはわかっていたようだ。奇跡は神がいる証明(これは映画では言われていないが、宗教的にはそうだ。)だから、ピーターが起こす奇跡を起こさないようにすることが務めのようだ。
神からの使いの白馬が、ピーターを救い、ある邸宅の前で止まる。ピーターは盗みに入った邸宅でビヴァリーに出会う。ビヴァリーは病気にかかっていて余命が少ないと宣告されていた。二人は恋に陥る。しかしビヴァリーは、バーリーの企みで死んでしまう。ピーターは、バーリーと戦い、川に突き落とされる。
100年後に記憶を失っているピーターは、以前の変わらない年格好で生きていた。実は、ピーターが奇跡を起こすはずのひとはビヴァリーではなかったのである。ピーターがここまで長く生きられたのは、ビヴァリーが起こした奇跡なのである。

ここがまた、ルシファー役がウィル・スミスで、悪魔役がラッセル・クロウである。二人とも普通の人間の格好をしている。ルシファーはいつも電球を消しているんだが。

ここまで解説が必要というか、解釈がむずかしい映画は一般受けしないだろう。もっと脚本に手を加えてわかりやすくしてたらもっとこの映画は良かったと思うんだけど。

コリン・ファレルは、デッドマン・ダウン、トータル・リコール、ロンドン・ブルバードなどに出演している俳優。
ジェシカ・ブラウン・フィンドレイは、ダウントン・アビーの三女シビルを演じるなどのイギリスのテレビドラマで活躍している。

これはクリスマスに見るにはいい映画である。クリスマスは出てこないが、美しい冬のニューヨークとロマンスそして奇跡があるから。

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