劇場版 SPEC ~結~ 漸ノ篇 劇場版 SPEC ~結~ 爻ノ篇
監督:堤 幸彦
脚本:西荻弓絵
出演: 戸田恵梨香, 加瀬亮, 竜雷太, 向井理, 大島優子
これは~結~全体を見て評価しないとだめだろう。漸ノ篇だけでは、尻切れとんぼである。
やっとファティマ第三の予言の真実がわかる。そしてちゃんとした結末を迎える。これはケイゾクのときに最後が全くわからなかったのは大違いである。最後の当麻紗綾と瀬文焚流が手をつなぐシーンは意味不明だが。
全体的にCGのこのSPECシリーズのCGの進歩が見れる。確かに軽妙なギャグのような展開を最後に持ってくるのは難しかったんだろう。漸ノ篇では、これをいっぱい出しておいて野々村光太郎の死に持って行く。そして爻ノ篇では、ファティマ第三の予言がわかり当麻紗綾の本当の能力がわかり大きな展開がある。これはSPECの最初のシリーズでなんとなく分かっていたことだが。
最後にSPECホルダーを復活させるのはいいんだが、もう少し必然性が欲しかったんだけど。
あとはセカイたちの抹殺方法が簡単すぎて(CGでも簡単で)あっけなさすぎる。もっと効果的な方法はなかったのかな。
この結で非常に重要なキャラのプロフェッサーJ、セカイ、謎の白い女/青池潤、卑弥呼 はもっと以前からしっかりと謎を持たして出しておくべきだったかも。それに当麻紗綾とはどんなつながりがあったのかもう少し詳しくわかった方がよかったか。
~結~ は二つの映画をみて一つの映画である。でもまともな終わり方をしてほっとした。
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