La última muerte The Last Death ブロークン・アイデンティティ 2011

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La última muerte The Last Death ブロークン・アイデンティティ 2011


監督: ダヴィド・ルイス
出演: アルバロ・ゲレロ, クノ・ベッカー, カルロス・ブラーチョ, アレクサンドラ・デ・ラ・モーラ
メキシコ映画

全体のストーリーは謎の男が誰であるかを明らかにすること。
舞台は近未来。網膜の認証によってすべての人間が登録されている。
クローン技術が進んでいて、臓器移植も行われている。

最初シーンで薬による死刑執行が行われる。これが最後の展開に絡んで行くのだが。山荘を一人で訪れた医師ハイメは、天候の悪化がしその対策に追われる。山荘の外で倒れていた若い男を発見するが、彼は記憶を失っていた。天候の回復を待ち彼を病院に連れて行くが、彼の網膜は、誰とも一致しない。それをきっかけに医師とその仲間は謎の組織に襲われ始める。

全体のストーリとしては、幾分オリジナリティもあって面白いんだが。少し日本の輪廻転生も連想させる。途中の展開で謎の男を助ける展開と、大きな組織の介入がわかってくる展開の中で、ややテンポが遅くなるし、近未来の設定であるにもかかわらず、結局最初の平凡な山荘にもどってしまうのは面白くない。
ストーリーの一貫性、合理性という点では、これほど大きな組織が一人の恨みを晴らすためだけに他の多くの人を犠牲にすることには、ややストーリーは、すこし無謀な設定をしていると考えてしまう。もう少し最後の練り直しが必要だった思う。

メキシコのSF映画としてはレベルが高い。最近のメキシコ系の監督といい映画作品として日本をもう追い越しているかもしれない。

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