Gambit モネ・ゲーム 2012
監督: マイケル・ホフマン
出演: コリン・ファース, キャメロン・ディアス, アラン・リックマン, トム・コートネイ, スタンリー・トゥッチ
オリジナルのタイトルのGambitは、計略という意味。モネ・ゲームは邦題としてはわかりやすい。
このストーリーのトリックはわかりやすくて面白くない。コリン・ファースは頑張っていて面白さがいっぱい出ていた。確かにズボンを脱いでホテルの中を歩き回るのは面白いシチュエーションだ。しかし全体としては、ハリーのぼけ方もクラシカルでどこにも新しさがなくて、これは演出が悪いとしか思えない。
コメディの映画のオープニングは、アニメーションで始まることが多いんだろうか。最近見たジャック・ニコルソンのお気にめすままもそうである。こうしたオープニングにアニメーションを使った映画の走りはピンクパンサーだろう。どの映画も動物が絡んでいる。
この映画は、イギリス人が上司をはめるのだが、日本人が得している。最後のエピローグでは、これからはアメリカ人をだましてやろうと言っている。こうしたところが、お国柄が出ている。
ハリー役のコリン・ファースは、英国王のスピーチでアカデミー賞主演男優賞を受賞している名優だが、こういうコメディにも非常に合っている。
ライオネル・シャバンダー役のアラン・リックマンがいい。ハリー・ポッターのスネイプ先生役よりはかなり老けたが面白い味わいがでている。ネードもなかなかである。
キャメロン・ディアスは、PJ役で出ているのが、可もなく不可もなく。映画の中で個性が発揮できていない。
映画に出てくるのはシャンパン。リムジンの中で飲むのは、Bollinger La Grande Annéeでいいだろう。もう一つホテルであけたシャンパーニュは 黒いボトルに金の縁取りがしてあるのだが、これはわからない。
ロンドンのサヴォイホテル Savoy Hotelはやっぱり高級ホテルだ。一度は泊まりたいね。
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