Once Upon a Time ワンス・アポン・ア・タイム 2011
魔女の呪いにより、おとぎ話の登場人物たちが、記憶を失い現代のアメリカメイン州の小さな海辺の街ストーリーブルックで暮らしているという設定。この設定も矛盾だらけだが、時間の概念が全く無視されている気がする。昔から同じように暮らして来たはずはないんだが。
時間の概念の謎を解くのは、 エマ・スワン Emma Swanと ヘンリー・ミルズHenry Mills である。彼らは、おとぎ話からの人間であるが、現代のアメリカで時が流れている。エマ・スワンは、白雪姫と王子の娘で、ヘンリー・ミルズはエマの子供で、今は魔女レジーナの養子になっている。彼らだけは、ストーリーブルックの外に行き来できる。
この作品のうまくできているところは、時間の概念がないので、ロストと同じようにフラッシュバックを入れれば良いので、どんな物語の主人公もいつどこにでも挿入しても良いところ。これによって観客の興味をとどめておくことができる。
これもLOSTと同じ、現在と過去がフラッシュ・バックのように現れる。過去は同時に進行しているというよりも、現在と関連性のあるストーリーが組み込まれ、見ている観客には過去の内容がわかるが、登場人物は過去の記憶を失っているために謎になっている。これが、観客の関心を強く引く効果になっている。
ショーランナーに、ロスト、トロン: レガシーのアダム・ホロウィッツとエドワード・キッツィスがなっているのもロストに近い展開を持たせているのだろう。
ファーストシーズンでは、白雪姫、シンデレラ、ジミニー・クリケット、赤ずきん、魔法使いジニー他は、ルンペルシュティルツキンは、グリム童話にあるルンペルシュティルツヒェンの話。本当は悪魔（自分）の名前当てなのであるが、このシリーズでは、最初に生まれる子供と引き換えに白雪姫が王子と結婚できるようにする。
エマの子供役ヘンリーを演じてるジャレッド・S・ギルモアの演技が素晴らしい。これから子役としてはスターダムに上がるだろう。
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