DES FLEURS POUR ALGERNON Flowers for Algernon アルジャーノンに花束を 2006

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DES FLEURS POUR ALGERNON Flowers for Algernon アルジャーノンに花束を 2006

原作:ダニエル・キイス
監督: ダヴィッド・デルリュー
出演: ジュリアン・ボワスリエ, エレーヌ・ド・フジュロル

2006年 フランス=スイス作品

舞台をスイスのジュネーヴにしたもの。
精神遅滞の青年シャルルが、新しく開発された薬によって知能が向上する実験に参加するように誘われる。動物実験の対象だったハツカネズミのアルジャーノンは、驚くべき知能を備えていた。シャルルは、実験を受けることを承諾して、薬を投与されるようになる。次第に彼の知能が日増しに向上し、天才となる。そしてピアノ教師の恋人もできる。しかし知能は目覚ましく向上したが、かれの感情や人間性は幼い子供のままであった。そしてそのひずみが次第に彼の周りで起こる。彼の傲慢さに嫌気を感じた周囲の人間が去って行くのである。そして彼より先に治療をうけたアルジャーノンに変化が起きる。自分の運命に気づいたシャルルの精神状態もおかされていく。

ダニエル・キイス原作のフランス・スイスで脚色されたもの。確かに原作とは違うんだが、シャルルの性格的な変化、悩みはかなりリアルに描かれている。恋人との関係もうまく設定されている。
ただシャルルが退行し始めた時のアルジャーノンに対する行動や恋人に対する行動はもう少し説明や工夫された展開があればもっと良かったと思えるのだが。

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