Parade's End パレーズ・エンド 2012

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Parade's End パレーズ・エンド 2012

監督: スザンナ・ホワイト
出演: ベネディクト・カンバーバッチ, レベッカ・ホール, ルパート・エベレット, アデレイド・クレメンス、

イギリスBBC TwoとアメリカのHBOが制作した古典的なイギリスの恋愛映画。映画は、第一世界大戦前から終結までの英国貴族世界を背景に三人の恋愛を描いている。

英国紳士の鑑とも言えるクリストファー・ティージェンスは、列車で知り合ったシルヴィアと情事を持つ。そして子供ができたことを理由に血こすることになる、クリストファーのシルヴィアに対する愛情がないことやシルヴィアの浮気や浪費から、二人の仲は冷めきっていた。しかしカトリックや、紳士であることを貫くクリストファー決して離婚しなかった。
ある時、女性参政権を訴える運動家ヴァレンタインに出会う。
そして時代は第一次世界大戦の真っ只中に入っていく。

ストーリーはそれほど引き込まれるほどの面白さはないが、クリストファーの恋愛の進展や、戦場で活躍が興味を引きつけて行く。
映画の多くのシーンに描かれているイギリスの風景は非常に美しい。対照的に塹壕のシーンは非常に暗く戦争の重苦しさが伝わってくる。

タイトルのパレーズ・エンドの意味は、
Paradeは、行進と、見せびらかし, 誇示という二つの意味がある。クリストファーが離婚をしないこともパレードである。第一次世界大戦の終結により戦争が終わったことと、ヴァレンタインのもとに行くことで二つのパレードが終結したのをかけている。

やっぱりベネディクト・カンバーバッチは、悩める英国紳士のイメージがぴったりとくる。きちんとした演技、思慮深い表情が素晴らしい。
シルヴィアを演じるレベッカ・ホールの美しさと悪女ぶりもいいし、ヴァレンタイン役の アデレイド・クレメンスの初々しさがいい。

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