Golgotha ゴルゴダの丘 1935

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Golgotha ゴルゴダの丘 1935

監督: ジュリアン・デュヴィヴィエ
出演: ジャン・ギャバン, ロベール・ル・ヴィギャン, アリ・ボール, エドヴィージュ・フィエール, アンドレ・バッケ, リュカ・グリドゥー

ナザレのイエスがエルサレムの町に入り、復活までを描いた映画である。2004年のメル・ギブソンのパッションとストーリーは同じである。映画的には、キリストを描いた映画としては最初のトーキー映画である。これは、キリストを描いた古典的映画と言ってよいだろう。
ジュリアン・デュヴィヴィエは、古典フランス映画の名匠である。キリストを描くときの視覚的効果が素晴らしい。キリストを映す時にはやや露出オーバーにしている。ゴルゴダの丘の三つの十字架のシーンは絵画的なほど素晴らしい。ゴルゴダの丘でイエスが死ぬときの、丘の民衆の動きと、背景の空の雲の動きを変えている。雷などもつかったりと当時としてはかなり工夫して作られている。
映画の中のイエスはそれほど神格化されて描かれていない。逆にロベール・ル・ヴィギャンの演技が下手だったのかもしれないが。

ピラト総督をジャン・ギャバン、イエスをロベール・ル・ヴィギャン、ユダをリュカ・グリドゥーが演じている。

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