Les Misérables レ・ミゼラブル 2012
製作:2012年 イギリス
原作: ヴィクトル・ユーゴー
監督: トム・フーパー
出演: ヒュー・ジャックマン, ラッセル・クロウ, アン・ハサウェイ, アマンダ・セイフライド, エディ・レッドメイン
第８５回アカデミー助演女優賞(アン・ハサウェイ)、メーク・ヘアスタイリング賞、録音賞
豪華なスタッフで、豪華なミュージカルを作り上げている。ただ難点は一人一人の歌唱力だろう。ヒュー・ジャックマンがこれほど歌えるとは思わなかったが、残念ながら合格点がつけられる人がいない。実際にアカデミー録音賞を取っていて、撮影現場で実際に俳優たちが歌ったのだけど。
それでも僕には懐かしいミュージカルで、やっと何を言っていたか理解できた。レ・ミゼラブルのミュージカルは、1985年にロンドンで初演され、その翌年の夏に見ている。凄い人気だったが、平日で学割かなにかで安くいい席が手に入った。上演時間も長かったが、細かな会話の内容が掴めず、あまりに好きになれなかったミュージカルである。その後もう一度ロンドンで見たけど好みでなかった。あの頃は、キャッツ、スターライト・エキスプレスなどそうそうたるニュージカルをやっていたし、そちらの方が好みだった。
映画版のこのミュージカルをゆっくり見てやっと細かな内容がわかってきた。レ・ミゼラブルは、大まかな筋は分かっていたつもりだが、細かなことは知らなかった。でもこのミュージカルは、スケールが大きいので映画が確かにいい。
I dreamed a dream, Fantine's Death, Castle on a cloud, look down, Do you Hear the People Sing?など今聞くと本当に良い曲が一杯あることに気づいた。なぜかミュージカル聞いた曲は本当に忘れない。
Les Miserables 10th Anniversary ConcertのCDを聞くと圧倒的な歌唱力である。このスタッフでミュージカルを見たら凄かったと思う。
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