GoldenEye 007 ゴールデンアイ 1995

  • 投稿日:
  • 更新日:
  • by
  • カテゴリ:

GoldenEye 007 ゴールデンアイ 1995

監督: マーティン・キャンベル
出演: ピアース・ブロスナン, ショーン・ビーン, イザベラ・スコルプコ, ファムケ・ヤンセン


007シリーズ第17作。ピアース・ブロスナンの初のジェームス・ボンド映画である。彼は、今までのジェームス・ボンドと違って若くてかっこ良くてエレガントであった。Mもこの作品からジュディ・デンチに変わっている。そして最新作のスカイフォールまでMを続けていた。

ゴールデンアイはソ連時代の秘密兵器の衛生兵器で、宇宙から強力な電磁波を地球に発射できる。この宇宙から攻撃できる兵器も何度も007シリーズに出てくる。

この映画は当時劇場で見たが満足度が非常に高かった。土肝を抜かれたのが、サンクトペテルブルク市内を戦車で暴走するところ。おお、ここまでやるかと拍手を送りたかった。

最初のプローローグはここまでやれるかなと思えるシーン。舞台は、ソ連のアルカンジェルの化学兵器施設ダムの上から飛び降りるシーンは、当時流行っていたバンジージャンプの巨大版。奇麗なジャンプからの施設に移るシーンはすばらしい。崖から落ちたセスナに飛び乗って間一髪で飛び上がるところは出来過ぎと思ったけど。

ファムケ・ヤンセンが凄い。彼女が赤いフェラーリ( Ferrari Spider F355 GTS)にのって運転する姿が本当に美しいクカッコいいのだが、その後の悪女ぶりが凄い。セックス中に足で提督を締め付けたり、マシンガンを乱射しながら性的に興奮している演技をここまでやるかというほどやっている。そして彼女が後にXmenシリーズのジーン・グレイを演じているのだがらまた驚きである。

ロシア人のコンピューター技術ナタリア・シモルノヴァを演じたイザベラ・スコルプコは、美しいポーランドで生まれたスェーデンでモデルとして活躍していた。ボンド・ガールの中でも僕の好みの女優の一人だ。

サンクトペテルブルクの戦車シーンはここまでやるかと言う撮影。どこまでがロケで、どこまでかわからない。戦車の上に馬に乗った銅像が乗っかり、それが落ちるシーン全く愉快である。
この映画でも列車のシーンがでてくる。これも007でお決まりだろう。戦車と列車の衝突シーンもなかなかである。

カリブ海から敵の秘密基地に。この設定もジェームス・ボンドシリーズには何度もあった気がする。興味深いのはショーン・ビーン演じる006アレックが二人の生い立ちを明かす。二人とも孤児であること。殺しのライセンスを得るには特別な環境が必要みたいである。 
MI6の二重スパイもこの006以外にも何度も007シリーズで使われている。

この映画は007シリーズの中でも非常に楽しめた映画だった。

ワインは、アストンマーチン・DB5のコンソールボックスからボランジェ、グランダネの1988がでてくる。
モナコのカジノでは、ボンドが、Vodka Martini, shaken not stirredと頼む。

テーマソングはボノとジ・エッジが作りティナ・ターナーが唄っているのだが印象が少ない。



My Rating(評価): 16/20
アクセス数:50