監督: ジム・シェリダン
出演: ダニエル・クレイグ, ナオミ・ワッツ, レイチェル・ワイズ, マートン・ソーカス, イライアス・コティーズ
出版会社を辞めて小説を書くために新しい家に引っ越してきたウィル、リビーのその娘の二人。理想の家を手に入れて幸せな生活が送れると思われたが、ウィルは、その家では過去に一家惨殺の事件が起きていたことに気づく。そして家の周りには怪しい人影が子供達に目撃される。
面白いサイコスリラーである。見ている者を錯覚に落とす。しだいにいつから幻想の中にいたんだろうか。どこからが現実の世界で、どこからが幻想の世界なんだろうかと思える。混乱していたものが、次第に過去の事実がはっきりした輪郭で浮き上がってくる。そして最後に真実が明らかになる。ストーリーの展開は非情に面白い。途中いろいろ想像を巡らしながら見る楽しみがある。最後の結末にいたる展開が少しつまらないだけである。
この映画は、ジム・シェリダンの手を離れて、モルガン・クリークによて再編集されている。そのせいか、ジム・シェリダン、ダニエル・クレイグやレイチェル・ワイズは、この映画の宣伝には関わっていない。
ダニエル・クレイグが映画で一度ヘアースタイルが変わる。これはなんか意味があるんだろうかと思っていたがわからない。
ダニエル・クレイグやレイチェル・ワイズがいい味を出している。二人はこの映画をきっかけに結婚した。
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