Die Another Day 007 / ダイ・アナザー・デイ 2002

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監督: リー・タマホリ
出演: ピアース・ブロスナン, ハル・ベリー, トビー・スティーブンス, ミランダ・フロスト, リック・ユーン

ピアース・ブロスナンがジェームズ・ボンドを演じた最後の作品 ハル・ベリーがボンド・ガールになって話題になった作品でもある。
主題歌のDie Another Dayはマドンナが歌っているし、フェンシングのシーンでも彼女がカメオ出演している。

最初が北朝鮮が舞台。最初の黒装束の男が大きな波のなかでサーフィーンをして次第に一人また一人と増えるとこはすごい。大胆な設定である。それに今の北朝鮮をなにか暗示している。
ホーバークラフトの装甲車も面白い。捕まってしまうのも新しい設定である。

プロローグでボンドが独り言を言うSaved by the Bellは、鐘に救われたは、本当は、学生が、先生に質問されるが、授業終了のチャイムで救われることを通常は刺している。

ジュディ・デンチのQは以前からウェットすぎてあまり好きになれない。

オープニングの氷と溶岩に覆われた女性の踊りはセンスがあっていい。それと電撃のCG。これはこの映画ではよく使われている。

香港のホテルで頼むのは、1961のボランジェ。その割に新しい感じなんだが。
キューバの海岸で、ハル・ベリー演じるジンクスが海から現れるシーンは、ドクターノオのウルスラ・アンドレスのオマージュだ。ハル・ベリーも魅力的である。
ここではカクテルのモヒートが出てくる。キューバのハバナが発祥の地である。ラムベースで、ライムとミントを添えたカクテル。

遺伝子、骨髄移植などで他の人間になり変われる設定、人工衛星イカルスからのレーザー攻撃、消える車などはかなり非現実的な設定だった。

ボンドがキューバからロンドンに帰る飛行機のシーンから流れるロンドン・コーリングは、グレーブスの登場をあらわしている。

全体の出来としては、007シリーズの中でもスリル感もかなりあり、新しい設定もありかなり良い出来である。北朝鮮のホバークラフトのチェイシング、ロンドンでのフェンシングの対決、そしてアイスランドでの人工衛星のレーザー攻撃、そして最後の輸送機での戦い。どれも質が高い。
これでピアース・ブロスナンが最後となるのが残念なくらいだ。

you lived to die another dayの意味がわからなかったが、
状況的には、一度死んだと思われた大佐が別の人間になって生きていた。それに気づいたボンドが大佐に向かってしゃべる台詞である。
だから
そうおまえは、生き延びていたのか。もう一度死ぬ為に生きていたんだ。
というところか。

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