監督: 今敏
出演: 荘司美代子, 小山茉美, 折笠富美子, 飯塚昭三, 津田匠子
30年前に映画の舞台から去った伝説の大女優藤原千代子。彼女のインタビューから、彼女の少女時代そして、現在に至までの秘密が語られる。話は、現実と映画が入り乱れて時空を超えて行く。
今監督はさすが、女性を描くことが長けている。そして溢れんばかりのイマジネーションである。そして映画の名場面と思われるシーンの連続でその流れが素晴らしい。
藤原千代子の表情、髪の揺れ方、細かな仕草など総てが素晴らしく、現実の女優よりもよりリアルにそして繊細に演技しているんじゃないかと思ってしまう。
鍵を預けた人を探し求めて戦国時代から、幕末、明治時代、戦後、そして宇宙へと。総ての時空を超えて藤原千代子が活躍する。
結局千代子が拾った鍵とはなにを開けるものだったのか。そして彼女が求めていたものは。
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