Joan of Arc ジャンヌ・ダーク 1948

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Joan of Arc ジャンヌ・ダーク 1948

監督: ヴィクター・フレミング
出演: イングリッド・バーグマン, ホセ・フェラー, フランシス・L・サリバン, ワード・ボンド, シェパード・ストルードウィック, ロバート・バラット, ジーン・ロックハート

第21回アカデミー衣装デザイン、撮影賞
アカデミー衣装デザイン賞は、1948年に設立された。ということは、この作品は栄えある第一作である。

上映時間が146minになっているが日本で手に入るDVDは100minである。オリジナルヴァージョンではない。残念。見ながらも、細切れなことがよくわかる。僕が昔テレビで見たものと同じである。
リュック・ベッソンとミラ・ジョボビッチのフランス映画ジャンヌ・ダルクはアクションものであった。この映画の主題は、ジャンヌの信仰心だろう。異端諮問裁判中の信仰心の揺らぎが一番の主題である。一旦自分が異端と認めてしまったこと、そして再度男装して自分の信念を貫いたため火刑処せられる。それにしてもシルバーの甲冑をまとった短髪のイングリッド・バーグマンが本当に美しい。

バーグマンにとってジャンヌ・ダルクは思い入れの強い人物なのだろう。
この映画の前に、Joan of Lorraineというマックスウェル・アンダーソンの劇中劇でイングリッド・バーグマンは主演していた。ところが映画化になるとこの作品ではなくまったく史実通りのジャンヌ・ダークを作ることになっていしまった。そしてこの映画の封切り時に、ロベルト・ロッセリーニとの不倫関係が明らかになったことからも、この映画は人気が出なかった。その後も再度ロベルト・ロッセリーニと組んで火刑台上のジャンヌ・ダルクでジャンヌ・ダルクを演じている。

そう言えば、僕は以前にワインのイメージで、イングリッド・バーグマンは、シュバル・ブランと思っていた。ブルゴーニュのワインを選ばなくてよかった。ジャンヌ・ダルクはロレーヌの生まれ。フランス北部は、ブルゴーニュに連合したイギリスに占領されていた。ロワール地区を開放に貢献したのである。だが、英国軍とブルゴーニュによって彼女は火刑になってしまう。ブルゴーニュのワインのイメージでないのは偶然だったのだろうか。

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