白夜行 2011
原作:東野圭吾
監督: 深川栄洋
出演: 堀北真希, 高良健吾
あくまでも二人の純愛を描いた作品。その純愛が徹底的に突き詰められれば、二人の犯した罪も純愛を汚すものではないのだろう。二人は、幼い時の心の傷と殺人が、彼らの運命を決める。本当の愛、感情を殺してしまった西本雪穂と、過去の罪と雪穂への愛から罪を繰り返す亮司。二人に本当の未来があるのだろうか
原作を読んでいないのだが、作品の良さが伝わってくる。テレビ版のほうがもっと二人について描かれているのかもしれない。この映画のなかでは、十分に二人の苦悩、純愛が描ききれいていないと感じてしまう。それでも堀北真希の抑制された演技は光る。
最後はやはりクリスマスである。亮司が死んで、雪穂の反応こそこの物語、雪穂の真実に迫る所である。
小説、テレビドラマも見た後の感想としては、この物語をよくここまで純愛の物語に作り上げたなと感心してしまう。どこかに誰もが雪穂の愛を信じたいという気持ちがあるのである。
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