監督: シャナ・フェステ
出演: ピアース・ブロスナン, スーザン・サランドン, キャリー・マリガン, アーロン・ジョンソン, ジョニー・シモンズ
キャリー・マリガンのフレッシュな演技が光る。ピアース・ブロスナンが嗚咽しながら泣くシーンに少し驚きながら映画を見ていた。スーザン・サランドンの安定した演技が素晴らしい。
ベネットは交通事故で死亡してしまうところから物語は始まる。
残された家族、父アーロン、母グレース、弟のライアンそして妊娠にきづいた恋人のローズのそれぞれのグリーヴィングが始まる。ベネット(アーロン・ジョンソン)とローズ(キャリー・マリガン)の初々しい恋愛が織り交ぜられながら物語は進んで行く。これは死んで行った人に対するグリーヴィング(grieving)をテーマにした映画だ。
しかし、それぞれにグリーヴィングを試してみるがうまく行かない。心の中の隙間がどうしても埋まらないのである。
グレースが、ベネットがローズを死ぬ間際まで気遣っていたことを知ってからローズに対する感情が変わる。家族とローズで一緒にベネットの思い出を語りながら、ベネットの子供の出差となる。やっとローズとベネットの子供を含めた家族全員でベネットに対するグリーヴィング始まって行く。
グリーフワークとグリーヴィング
嘆きの作業と嘆きと訳していいんだろうか。多くは身近で亡くなった人に対する心の整理を意味する。その喪失感が強くて心の傷が消えそうにもない時に、心理学的な援助も必要になるのだが、そのプロセスがグリーフワークであり、その一つ一つの行動がグリーヴィング。
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