モテキ TVドラマ 2010

  • 投稿日:
  • 更新日:
  • by
  • カテゴリ:

モテキモテキ TVドラマ 2010

原作;久保ミツロウ
監督、脚本:大根仁
出演:森山未來、野波麻帆、満島ひかり、松本莉緒、菊地凛子、リリー・フランキー、森田完

ストーリはかなり親近感があり、面白い。良くできたドラマである。漫画のナンセンスなところもよく十分表現できているし、森山未來の演技もうまい。太っている藤本と痩せている藤本のキャストが違うのも面白い。
藤本幸世の性格には共感できない自己中心的な所が多いんだけど。しかし自分を振り返ってみるとそうだと感じてしまうところも多い。物事に対して独りよがりで、女性を童貞を捨てる対象にしかしていなくて、実際に愛するようになっていないところ。自分の間違いを指摘されると逆ギレしたり逃げてしまう所は、本当に現代風だめ男だ。草食系男子というよりは、現代的ヘタレ男とでも言えるのか。確かにリアリティがあるし、正直そう言う所は誰にもあるかもしれないと思ったりもするんだが。
これが本当の男の正体とも言えるのかも。
後半に林田と話がないのが残念。

ストーリの流れからは、やっぱり土井亜紀が一番いいように感じる時もあるし、演じている野波麻帆もよく感じてしまう。小宮山夏樹が藤本の家で過ごす日々も親近感が出てくる。彼女に両親がない背景も納得できるし。最後に小宮山夏樹とやれたのは、やっぱり彼女がいい女だったからだろう。そこに藤本が自分が成長したと感じられるのもいい終わり方である。(いつも自分が成長したと思うんだが、本当は全く変わっていないのも確かだが)
藤本が感じる自分を好きだった3人の女性に対する気持ちの変化は共感できる。自信がなければただ遊ばれているだけと思ってしまうのは仕方がない。
ドラマで使われている歌の選曲も面白い。モテキ的音楽のススメがでるのもうなずける。
寅さんみたいに、シリーズになると面白いかもしれない。でもそうするとモテキとはすこしテーマがちょっと違ってくるかも。
何にしても本当にモテキってあるんだろうか? もてるやつは常にもてているし、そうでないやつは、やっぱりだめな気がするんだが。

小宮山夏樹役の松本莉緒はやっぱり小悪魔的で可愛い。土井亜紀役の野波麻帆はキャラ的に損な役回りだけど可愛いい。

My Rating(評価): 15/20
アクセス数:30

第6話で島田の結婚式の二次会にロマネ・コンティのボトルがある。藤本が酔っ払って瓶を持っている。飲むシーンはないけど。