監督: ウォルフガング・ムルンベルガー
出演: モーリッツ・ブライプトロイ, ゲオルク・フリードリヒ, マルト・ケラー
ドイツ映画は珍しいのだが、前回のソウル・キッチンと連続で見た。最近はドイツ映画の良いのも日本に入ってくるんだろう。
邦題は、ミケランジェロを絡ませている。この方が観客を引きつけるからだろう。しかし独題も英題もほとんど同じ私の最高の敵である。
つまり友情の裏切りについての題である。こちらのほうが内容にずっと即している。ミケランジェロの絵画を見つける謎解きゲームが主題ではない。
ユダヤ人画商一族、カウフマン家に生まれたヴィクトルには、幼い間仲良くそだった親友のルディがいた。親友と思っていた、彼は、実はナチスの親衛隊の一員になっていた。カウフマン家が所有していた幻のミケランジェロの絵画を巡って、幼馴染みの間に戦いがおきる。戦時下のドイツ、ウィーンにおいて緊縛した中で、ユダヤ人のヴィクトルは果敢に戦いを挑んで行く。
内容としては、十分面白い。確かにユダヤ人のビクトルがナチスの将校に扮するのはちょっと出来過ぎかもしれないが。それでも十分スリリングである。
主演のモーリッツ・ブライプトロイは、ソウル・キッチンで仮釈放中のイリアスを演じていた。ずいぶん雰囲気が違う。この映画で太っている。
My Rating(評価): 12/20
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