原作：ニコラス・スパークス
監督: ニック・カサヴェテス
出演: ライアン・ゴズリング, レイチェル・マクアダムス, ジェームズ・ガーナー, ジーナ・ローランズ
この映画は、前にも数回見ている。何回見てもどうしてこんなにいいんだろう。これは、2000年代を代表するロマンスの傑作だ。
アリーが17歳の夏に出会ったノアとの二人の恋が、いつまでも変わらぬ愛によって語られている。老人性痴呆症となったアリーに何度も二人の出会いから話を聞かせるノアのひたむきな愛が素晴らしい。
ライアン・ゴズリングの演じた実直でナイーブな若者とレイチェル・アダムスが演じた若くそして輝かしい女性が恋を深めていく過程が、まぶしい程の輝きで描かれている。二人の演技が実に素晴らしい。
赤い服を着た老婦人とラフな格好の老人の不釣り合いが面白い。
映像はどれも美しく美しい場面も一杯ちりばめられている。白鳥の住む湖を二人でボートに出かけるシーン。夕日が沈む美しい湖に一人でボートに出かける風景。彼らの若々しい恋から、黄金に輝く美しい湖に夕日に沈む風景が彼らの終わりを現しているようである。アリーの好きな紅色を使った服、口紅などの小物が一杯出てくるのも見逃せない。
サム・シェパードが静かなノアの父を好演しているのもいい。
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