原作・監督：大友克洋
脚本：大友克洋・橋本以蔵
金田：岩田光央、鉄雄：佐々木 望、ケイ：小山茉美、大佐：石田太郎、竜：玄田哲章、ドクター：鈴木瑞穂
この漫画は当時から、幻魔大戦以来の衝撃を受けた作品。
この映画は、さすが大友克洋作品であり、原作の漫画とは違うが、内容は忠実に描かれている。漫画を読んだものの期待を裏切っていない。鉄雄があやつるサイコキネシスと、タカシ、キヨコ、マサルなどの超能力を開発された老人のような顔をしている子供達との戦い、そしてアキラの謎に迫って行く。素晴らしい迫力である。音楽は芸能山城組で、これも素晴らしい。
このサイコキネシスの世界がリアルに描かれている。サイコキネシスが覚醒した鉄雄と金田の関係は幻魔大戦の東丈とその友人の関係に似ている。立場の逆転である。
しかし金田は鉄雄を信じながら、その強力なサイコキネシスに立ち向かって行く所がこの話の中心でもある。金田が乗っているバイクは、このストーリの需要なパーツでもありクールである。
金田、鉄雄、28号のアキラ。大友克洋は、鉄人28号のオマージュとしてこれらの名前を使っている。でもアキラと言う名前がどこから出てきたかわからない。
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