監督: 富永まい
出演: 柴咲コウ, 余貴美子, ブラザートム, 田中哲司, 志田未来
柴咲コウは、いつも通り。普通の演技でいいかな。余貴美子さんの母ルリコ役が面白いですね。でもちょっとあくが強すぎるかも。ブラザートムも懐かしい人ですね。この人も以前と変わらない調子で、よくも悪くもなんか映画を見ている感じがしなかった。
おとぎ話風は、なんか最近の流行みたいですね。小説の表現を忠実に描くとこうなるのと言うことかな。
マイナスポイントは、料理そのものが、本当に美味しいか？？描き方が足りない気がするんだが。倫子の生い立ちは今ひとつ、げんなり。もう少し夢があってもいいんじゃない。ペットの豚を食べたり、家にぶつかって死んだ白い鳩を食べるところはあまり観客には受けいれられないだろう。料理のテーマとして、動物は食べられてこそ本名だというところは、僕としてはそれないりに受け入れられるのだが、そうでない人の方が多い。
もう一つ恋人にふられて、財産を持ち逃げされて自分の夢が無くなって、失語症になった倫子と自分で料理したものを食べて言葉が出るようになるところも少し不自然と感じるのだが。ただ幸せを呼ぶ白い鳩が自分から死んで倫子の料理となり食べてもらうことで倫子に幸せをもたらしたと言う意味なのだろう。
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