監督: 新海誠
出演: 金元寿子, 入野自由, 井上和彦
新海誠監督の2002年に公開した『ほしのこえ』は、監督・脚本・演出・作画・美術・編集などほとんどの作業を一人で行った約25分のフルデジタルアニメーションで、CGの世界では驚きで見られていた。確か、銀座のアップルで講演を見た気がする。
かなりジブリを意識して作った作品だろう。宮崎駿監督のオマージュとも言えるかもしれない。ファンタジーとしては、大変魅力的な作品になっている。
ただし、物語はもう少しタイトに作っても良かった気がするんだが。シュンとシンの二人がいる必要があっただろうか？ 一人にした方が、キャラクターが光っていたように思えるんだが。教師のモリサキはもっと早めに出しても良かったんでは。死の世界の入り口などはもっと怖く描いても良い気がする。星がある世界がそこに広がるだけでは、何かすっぽかされた感じが残る。星を追う子供の題名とこの死の世界の入り口との関係があまりはっきりしていない。
アスナが探していたもの。自分は外の世界があっていると思う心、シュンという少年がどうしても地上に来たかった理由などがもっと深く描かれていれば良かった。
My Rating(評価): 15/20
アクセス数:13
コメント