監督: イザベル・コイシェ
脚本 原作: イザベル・コイシェ, ナンシー・キンケイド (本)
出演: ペドロ・アルモドバル, アウグスティン・アルモドバル, オグデン・ガヴァンスキ, エステル・ガルシア, ゴードン・マクレナン
カナダ・スペイン合作映画
23歳で余命が3ヶ月と宣告されたアンが決断する死ぬまでにしたいこと。
人はこれほど冷静に考えることができるんだろうか。自分がしたいことと、自分が亡くなってしまってからの家族のことを。
雨の中でたっているアンが感じる現実感と今生きているということ。人間が死を見つめた時には、やはり自然と対峙したときが一番感じるんだろう。
それにしても、旦那以外のひとと恋がしたい、セックスがしたいというのは本当にそうなんだとうなづいてしまう。17歳でニルバーナコンサートで会った人とすぐ結婚して２人の子供ができた。もっともっと人生を経験したかったんだ。
死に対する冷静な対処ともう一度恋がしたかったアンの内面が美しく描かれている。
映画をみながら舞台はどこだろう。アメリカみたいだが、学校も病院もあまりにシンプル。景色が映ってやっとわかった、あの山の景色はバンクーバーだ。
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