監督: 米林宏昌
メアリー・ノートン原作『床下の小人たち』
まず画像、キャラクターの描き方は僕の好み。
アリエッティと父が家を探検する時の、小人としての家の時計と音など、観客がアリエッティと同じように小人になって家の中を探索するような錯覚を持つ程の臨場感があった。そして、家を出て行くアリエッティ家族と植物や動物達との関係を表現する描き方も素晴らしかった。
アリエッティと少年翔とのふれあいの描き方に一番注意を払ったようだが、そこも素晴らしく表現されていたと思う。
ただストーリー的に盛り上がりにかけている。なにかもっとはっきりしたテーマがあってその方向に向かったストーリー仕立てにして欲しかった。
和洋折衷の建物は、青森県平川市の盛美園がモデルらしいが、僕も行ったことがあるので、それを聞いて懐かしく思ってしまった。
ただ盛美園は、それほど森深くなかった気がしたのだが。
My Rating(評価): 14/20
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