Le concert 2009 オーケストラ!

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監督: ラデュ・ミヘイレアニュ
出演: アレクセイ・グシュコブ, メラニー・ロラン, フランソワ・ベルレアン, ドミトリー・ナザロフ, ミュウ=ミュウ

フランス流のクラシック音楽の映画

30年前にロシアで有名だった指揮者アンドレィ・シモノフが主人公。彼が、ユダヤ人音楽家を雇い演奏したため演奏が中止され、指揮者をクビとなってしまった。

30年前のソ連の演奏家って懐かしい響きだ。まだソ連の時代で優れた演奏家がなかなか世界で演奏できない時代で、幻の演奏家なんて謳い文句がついていた。
あの頃はたくさんのロシアの演奏家が好きだった。その中でも指揮者はムラヴィンスキーだ。本当に生の演奏を聴きたかった。確か僕はムラヴィンスキーのチケットを持っていたが、本人が病気になって公演が中止になってしまった。本当に残念。
そしてヴァイオリニストは、なんといってもダヴィド・オイストラフ。この人の生の演奏も見れなかったけど。この人のチャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲をこの映画を見終わった後に聞いてしまった。演奏は何と言ってもこちらの方がいいけど。

本題の映画だけど、フランス流のウィットの聞いた喜劇が全編にちりばめられていてる。そして最後のチャイコフスキーのバイオリン協奏曲まで行くつくのは、さすが音楽好きな人が感激するつぼを本当に心得たストーリだ。最後は、ヴァイオリン協奏曲の音楽の良さとストーリで涙しないではいられない。
どうして30年もブランクがあってこんなにうまく引けるんだろうかと思うけど。映画だからね。共産党の演説に対する風刺はあまり理解できなかったのは残念。

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