Halloween tree Ray Bradbury ハロウィーンツリー レイ・ブラッドベリ

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The Halloween Tree (Dramatization) [Unabridged] [Audio CD]で今回も聞いた。これはドラマ仕立てで、いつもAudio book形式ではなく、音楽、出演者もたくさんいる。やっぱりレイ・ブラッドベリが描く世界は、なかなか聞き取り難い。今回はいろいろハロウィーンのことを勉強させてもらった。
作品としては、コレは聞くより映画にしたものを見た方が楽しいかもしれない。いろいろなシーンがあって楽しい。
いろいろ映画化されているようである、Youtubeでも見れる。The Halloween Tree (TV 1993)では、ナレータがレイ・ブラッドベリ自身で、声の出演にレナード・ニモイがミスター・マウンシュランド役で出ている。レナード・ニモイは言わずと知れた、スタートレックのスポックを演じている俳優で、こうしたAudio Bookによく出てくる。

ディケンズが書いたクリスマス・キャロルにヒントを得たブラッドベリが書いたこどもの為のハロウィーン版である。
トムと7人の少年がハロウィーンの夕方に、今まで行ったことのない峡谷にある館を訪れる。そこには、大きな木があり、その枝には数千ものパンプキンが成っていて、その中にろうそくが灯っていた。館の主のミスターマウンシュランドと出会う。追いかけて来た友達のピプキンが死神に連れ去れてしまう。それでミスターマウンシュランドの案内で時空を超えピプキンを探しに、そしてハロウィーンの由来について探検することになる。
古代エジプトに行きミイラに出会う。ギリシャ、ローマを旅し、そしてイギリスに行く。そこでローマ人が古代ケルトのドルイド信仰を打ち砕くのを見る。魔女を見て、中性のパリのノートルダム大聖堂、メキシコなどを旅をする。
ミスターマウンシュランドは、最後にトムと7人の少年にペプキンを救うには、彼らの最後の寿命の1年を差し出すことが条件と言う。

カリフォルニアのディズーニーランドには、このハロウィーンツリーがあるらしい。またこのハロウィーン ツリーの中では、ハロウィーンの意味を教える意味で、この日が死者を祝う古代の宗教とカトリック教が結びついてできたことと、一年の始まりが、古代では、1月でなかったことを学ぶ。

他にこの作品出て来たまめ知識をすこしウィキペディアから抜粋してきたので理解の足しになるかもしれない。

サイラス
古代のエジプトではナイル川の増水が 1年の始まり シリウスが 日の出直前に太陽の昇るところに現れる。このシリウスが ヘリカアル・ライジング(日の出前出現)する日は、エジプト暦の元旦でもあった。ユリウス暦でいうところの 7月19日頃である。(ウィキペディアから)

ハロウィーンの意味
カトリックの諸聖人の日(万聖節)の前晩(10月31日)。諸聖人の日の旧称"All Hallows"のeve(前夜祭)であることから、Halloweenと呼ばれるようになった。
ケルト人の1年の終りは10月31日で、この夜は死者の霊が家族を訪ねたり、精霊や魔女が出てくると信じられていた。これらから身を守るために仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていた。601年にローマ教皇・グレゴリウス1世が宣教師にケルト人へキリスト教改宗の策として、「ケルト人の信仰法である木の伐採は行わずに、木の真上にはキリストの神様がいてそのために木を信仰し続けなさいと広めなさい」と言ったのがいまのハロウィンになったきっかけでもある。(ウィキペディアから)

トリック・オア・トリート (Trick or Treat) の習慣は、クリスマスの時期の酒宴(古い英語で wassailing と呼ばれる)の習慣に似た、soulingと呼ばれるヨーロッパの習慣から発展したと思われる。11月2日の死者の日に、キリスト教徒は「魂のケーキ (soul cake) [1]」を乞いながら、村から村へと歩いた。物乞いをするときには、亡くなった親類の霊魂の天国への道を助けるためのお祈りをすると約束した。魂のケーキの分配は、サウィン祭のとき徘徊する幽霊に食べ物とワインを残す古代の風習に代わるものとして、キリスト教会によって奨励された。(ウィキペディアから)

ガーゴイル(英語:gargoyle)とは怪物をかたどった彫刻、またはその怪物である。
ほとんどが背中に翼をもったグロテスクな姿である。本来の意味である彫刻としてのガーゴイルは主として西洋建築の屋根に設置され、雨樋から流れてくる水の排出口としての機能を持つ。ガーゴイルの語源は、口やのどを意味するフランス語のgargouilleに由来する。なおgargouilleは、ラテン語で水が流れるときのゴボゴボというような音を表すgarから派生した言葉である。吐水口でないグロテスク彫刻はガーゴイルではなく「グロテスク」である。(ウィキペディアから)

メキシコには死者の日
死者の日には家族や友人達が集い、故人への思いを馳せて語り合う。祝祭はカトリックにおける諸聖人の日である11月1日と翌日2日に行われる。地域によっては、10月31日の晩も前夜祭として祝われる。
これも古代のアステカ族の宗教でも冥府の女神ミクトランシワトルに捧げる祝祭があった。これがカトリックが出会い今の死者の日が出来た。(ウィキペディアから)

最後に英語でテレダクトルと言っているのは、プテラノドン。プテラノドンとして小さな頃にこの名前を覚えたが、テロダクティルス Pterodactylus の方がアメリカでは有名のようだ。そして最初のPは発音しない。テレダクトルと発音する。これからの時代は、カタカナ表記もプを省いて表記した方がよいと思う。

(プ)テロダクティルス Pterodactylus
ジュラ紀に出現した。翼開長は50-75cmほど。(ウィキペディアから)

(プ)テラノドンPteranodon
白亜紀の北アメリカに出現した。翼開長は7.5mにも及ぶ大型の翼竜で、大きなくちばしをもち、頭部の後ろにも大きな突起がある。(ウィキペディアから)

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