Down River John Hart 川は静かに流れ ジョン・ハート

Down River John HartDown River John Hart 川は静かに流れ ジョン・ハート

殺人罪で起訴されたアダムは、証拠不十分で無罪になった。しかし故郷では、彼が殺人を犯したと今でも思われている。そしてその事件で彼を殺人犯と証言したのは彼の継母であった。家族の中に隠された秘密に迫るスリラーである。横溝正史のように入り組んだ家族の中の葛藤が描かれている。母の死の秘密、レッドリバーの由来と洞窟、そして川沿いに住む白い鹿とどんどんとジョン・ハートの世界に引き込まれいく。日本人にはこういうのは好みだろう。読んですぐにストーリの中に引き込まれてしまった。途中複雑な家族の事情のため、少し退屈になるところもあるが、あっと言う間に読み終えてまった。
非常におすすめな小説である。

ジョン・ハートは、2008年に2作目のこの作品 川は静かに流れ Down Riverでアメリカミステリー作家クラブのエドガー・アラン・ボー賞(最優秀小説)をもらい、次の作品3作目のthe Last Childでも2010に同じ賞をもらっており、アメリカのスリラー作家会の彗星のような人物である。

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ジョン・ハートの公式ホームページ ;http://www.johnhartfiction.com/

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