アカデミー賞授賞式雑感

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2007/02/27 10:21
アメリカのアカデミー賞の授賞式は、アメフトのスーパーカップと並ぶイベント番組で非常に高い視聴率を取っていると思われる。司会がEllen DeGeneresと日本ではなじみがないが、ジョークの切れがよく本当に楽しめた。クリント・イーストウッドと記念写真を取ろうと言って、スピルバーグにカメラを渡し、取った後にさらに注文を付けてもう一度取らせた所なんか英語がわからなくても笑えてくる。今年の作品は本当に国際色豊かであり、アフリンアメリカンも多くノミネートされていた。僕の一押しのパンズ・ラビリンスが3つのオスカーを取りながら外国語作品賞をとれなかったのは残念。The Departed(ディパーテッド)が作品賞を取った。ボストンが舞台だからいいけど、それほどの作品とは言えないと思うけど。監督賞のプレゼンターが、スティーブンスピルバーグ、ジョージルーカスそれにフランシスコッポラの3人と豪華なメンバーを揃えた。ルーカスがオスカーを取るよりあげた方がいいよとジョークを飛ばした後で、マーティン・スコセッシと発表。彼がやっと監督賞を取った。みんなが待ち望んでいたのか会場はスタンディングオベーションで迎えた。でもディパーテッドでとっても良いのかな。これは香港映画のremakeだし。また低予算で作られたLittile Miss Sunshineも2つオスカーを取った。この国際化は、私には外国映画のレベルが上がって来ただけではなく、ハリウッドの興行成績至上主義のため、万人受け、アメリカ人受け(ディズニー映画もその典型であるが)を追うために本当の意味での良い映画が作れなくなっているのではないかと思えてしまうのだが。
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