Nuovo cinema Paradiso Cinema Paradiso 1988 ニュー・シネマ・パラダイス

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イタリア映画

監督: ジュゼッペ・トルナトーレ
出演: フィリップ・ノワレ, サルヴァトーレ・カシオ, マリオ・レオナルディ, ジャック・ペラン, アニエーゼ・ナーノ

アカデミー外国語映画賞

映画を愛して止まない者に捧げる映画であり、人生と映画、生まれ故郷のシチリア島、そして消えていった町の映画館への郷愁を描いている。
子供頃から映画館に行くのが好きで、たくさんの映画を見た。そして自分も映画関係者になった。なんというかトトが映画人となった原点がここにある。人生そのものが、映画だったし、今もその中で生きている。トトだけでなく、そうした人々にとってはかけがえのない作品である。映画が好きな人に取っては、見ると本当に映画っていいですね。と言う言葉が自然と出てしまう。

映写技師のアルフレッドと子供頃から映画にとりつかれたトト(サルバトーレ)の話。幼くして父を戦争で亡くし、トトは映画館に足しげく通い映写技師のアルフレッドを父のように慕います。舞台は、 シチリアのジャンカルドの町で映画館(Nuovo cinema Paradiso)。第二次世界大戦が終わった頃のイタリアでは、(日本でもそうだし)娯楽は映画だけであった。町の映画館は町中の人が集まる娯楽上であり、社交場であったのです。子供の頃から映画が非常に好きだったトトは、映画を映写するようになり、ついには自分で映画を撮るようになる。これはすべて映画関係者がたどって来た人生なのかもしれない。アルフレッドはトトに人生の師として父として彼に助言をします。トトの王女と兵士のような恋は成就されず、町を出ることになります。アルフレッドの死を知り30年ぶりに町に戻ったトトは、Nuovo cinema Paradisoの解体にも立ち会います。そしてアルフレッドの遺品としてもらったものは、映画を愛する者の宝物であった。

バックに流れるエンニオ・モリコーネの音楽もすばらしい。蛇足Ciema Paradiso 最近は、クリス・ボッティの演奏がいいですね。

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