監督 クリント・イーストウッド
主演 渡辺謙, 二宮和也
第79回アカデミー賞音響編集賞
第64回ゴールデングローブ賞最優秀外国語映画賞
アメリカ人監督が描いた日本の戦争映画だから、アメリカでの前評判も良いし、きっと何かあるよなと思ってみていた。最後まで、普通の戦争映画だった。確かにこれが、アンチ戦争でも、戦争擁護映画でもない。涙があるわけでも、戦争の悲惨さを強く訴えているわけでもない。アメリカはイラクでの戦いに、嫌気を示しているし、強くアンチ戦争を訴えている内容なら、アカデミー賞も取れるかとおもったけど。観客は、日本人が多かった。映画館でのアメリカ人の反応もよくわからなかった。映像は、やや、セピア調、コントラストを高めにして時の流れを感じさせるようにする場面が多かった。画としては、最近の日本映画よりずっとよい。ちゃんとお金をかけて作った映画という所か。ちょうど、ジャンレノの番組にクリント・イーストウッドが出ていて、アメリカ軍にあれほど損害を与えた栗林中将のヒューマニティーを彼の手紙を通して描きたかったと言っていた。そう言えば、映画の内容はその通りだ。どちらかと言えば、西大尉も二人ともアメリカを知っていて、アメリカ人と戦うのは、本当は嫌だけど、日本ため、大本営の命令だから仕方がないと思って潔く戦い散っていった。そこをアメリカ人監督が描きたかったということか。
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