Chicago 2002 シカゴ

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監督: ロブ・マーシャル
出演: レニー・ゼルウィガー, キャサリン・ゼタ=ジョーンズ, リチャード・ギア

ブロードウェィのミュージカルを映画化したもの。監督のロブ・マーシャルの手腕に感服。ミュージカル映画(ミュージカルを中心にした風刺喜劇と言った方がいいのかな、劇中ミュージカル、ミュージカル中劇のミックス)。ストーリーは、愛人を殺したロクシーと弁護士フリンの風刺的な滑稽劇。ミュージカルを見るより数段楽しい。
キャサリン・ゼタ・ジョーンズ(ヴェルマ・ケリー)の艶のある踊りと演技。レネ・ゼルベーガー(ロキシー・ハート)のコケティッシュな役柄がはまっている。ただこのイメージは、モンローだろうなー。どうしてアメリカ人はこんなにモンローが好きなんだろう。そう思うとレネ・ゼルベーガーは少し物足りない。リチャード・ギア(ビリー・フリン)の食わせ物の弁護士役もおもしろい。 ストーリーとミュージカルの場面の展開とオーバーラップ、カメラワークとフィルム編集が本当に巧みに作られ、ミュージカル映画はこうして作るんだよと言うぐらいのお手本。出演者全員が本当に歌っている。そこがいいのだが、歌唱力としてはちょっと落ちるのが玉にきず。All That Jazz : おなじみの名曲、ヴェルマ(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)の歌がみどころ
Funny Honey;ロクシー(レネ・ゼルベーガー)と歌とジョン C ライリーの語りの組み合わせが本当に巧み

When You're Good To Mama;女看守役のクゥイーン・ラティファ登場シーン面白い。

I Can't Do It Alone ;ヴェルマがロクシーに出所したら一緒にやろうと説得する場面。ヴェルマの2度目の見所 Cellblock Tango : このミュージカルの一つの見どころ、ブラックユーモアとセクシャルユーモアも効いている

All I Care About ;リチャード・ギアの登場、彼が服を脱ぎながらトランク姿になって頑張っている。

We Both Reached for the Gun ;すぐに覚えてしまう曲であり、マスコミを巧みに操るフリン氏の劇中ミュージカルが楽しい。

Roxie:舞台から始まり、ロクシーのネオンの上で歌う舞台展開がすばらしい

Mister Cellophane ; セロファンでできた透明人間みたいにロクシーに関心を持たれない夫がピエロになって歌う。なかなか泣かせる。

Razzle Dazzle ;弁護士フリン氏の見せ所、法廷をサーカースに見立てて思うように審議をすすめる。

Nowadays; 判決がでた後、ロクシーが歌うそしてヴェルマが加わってフィナーレに進む。

I Move On; ロクシーとヴェルマの最後の見せ所、カメラワークがすごい。

That's Chicago!!である。

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